前十字靭帯損傷
膝のねじれ・ジャンプ着地などで、膝の安定性を保つ前十字靭帯が切れる外傷。
原因・好発
- サッカー・ラグビーなどのコンタクトスポーツでのタックル、バレーボールの着地、バスケットボールの急な方向転換、スキーなどで膝に過度の負担がかかった時
- 前十字靭帯は膝関節の中にあり、切れると関節内に出血がたまるのが特徴
症状
- 受傷後に痛みが生じ、しだいに膝が腫れてくる
- 「膝がはずれた」「膝の中で音がした」と表現することが多い
- 約1か月で痛みはとれ日常生活に支障がなくなることが多いが、靭帯は切れたまま
診察・検査
- 徒手的診察(診察)が重要。補助診断としてMRIが役に立つことが多い
- X線・MRIを組み合わせて判断
- 関節内に血がたまった外傷例の70〜80%が前十字靭帯損傷との報告がある
治療
- ギプス固定などでは治らない
- スポーツを行わない人は、そのままでも支障がない場合もある
- スポーツの継続を希望する人には手術を勧める。近くの腱を採取して靭帯を再建するのが一般的
- 術後はリハビリテーションが重要。スポーツ復帰までに通常6か月以上(9か月程度とする病院もある)
職員が押さえるポイント
- 膝の腫れ・「音がした」「膝がはずれた」の訴えは、靭帯損傷の可能性があるので医師へ伝える
- 痛みがとれても靭帯は治っていないため、受診を中断しないよう案内する
- スポーツ復帰の時期は医師・理学療法士の判断に従う
参考資料
学会・公的
病院
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。