頚椎・首
頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)
脊柱管の中で脊髄の前方にある後縦靱帯が骨のように硬くなり、脊髄を圧迫する病気。
部位のイメージ:頚椎(首)(赤色) ※おおよその位置を示す簡易図です
原因・好発
- 日本での発生率は約3%と高い
- 原因は明らかでないが、遺伝的な関与が考えられている。糖尿病・代謝異常・成長ホルモンの関与も指摘されている
症状
- 四肢のしびれ・痛み、手の細かい動作の障害、歩行障害、膀胱直腸障害
- 進行性のことが多く、重症では四肢麻痺を起こすこともある
診察・検査
- 単純X線やCTで靱帯の骨化を確認する
- MRIで脊髄の圧迫の程度を評価する
治療
- 疼痛が主な軽症例は保存療法:消炎鎮痛薬、装具、牽引など
- 保存療法の症例のうち約50〜60%が結果として手術に移行したとの報告がある(病院の解説)
- 脊髄症状がある場合・保存療法で改善しない場合は手術(前方法:骨化巣切除術など/後方法:椎弓切除・椎弓形成)
職員が押さえるポイント
- 進行性の病気のため、手の使いにくさ、歩行の変化、排尿の異常などの変化を、受診のたびに確認する
- 転倒すると症状が悪化するおそれがあるため、院内の移動や段差に配慮する
- 「不治の病ではない」と病院の解説にあるが、説明は医師に任せる
参考資料
病院
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。 【注意】学会(JOA)の該当ページを取得できなかったため、病院の解説のみで作成しています。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。