頸椎症性神経根症
頸椎の加齢変化(骨棘・椎間板の変性)により、神経根が圧迫されて首から腕にかけて痛みやしびれが出る病気。
原因・好発
- 中年〜高齢者に多い
- 加齢変化(椎間板の膨隆・骨棘形成)により神経根が圧迫・刺激される
- 長時間の不良姿勢も誘因
- 首を後ろに反らす動作で悪化しやすい
症状
- 片側の首・肩甲骨周囲の痛み
- 腕から手指へのしびれ・放散痛
- 重症では筋力低下(握力低下など)
- 障害されている神経根の高位でしびれの範囲が異なる(C5〜C8)
診察・検査
- Spurling テスト(首を傾けて圧迫すると症状誘発)
- 頸椎X線(骨棘・椎間孔の狭小化)
- MRI(神経根の圧迫の確認)
- 筋力・腱反射・知覚の評価
治療
- 基本的には自然治癒する疾患。ただし回復に数か月以上かかることも少なくない
- 首を後ろに反らさない、適切な方向への頸椎牽引、症状が強い時は消炎鎮痛薬
- 病院では薬物治療(消炎鎮痛薬など)に加え、痛みが強い場合に頚部神経根ブロックなどの神経ブロックを行うことがある
- 筋力低下が著しい場合、強い痛みで仕事・日常生活が障害される場合は手術を検討
職員が押さえるポイント
- 診察時は「どの指がしびれるか」を事前に確認しておく
- 首を強く反らす・回す動作は症状を悪化させるため介助時に注意
- 進行性の筋力低下・両手のしびれ・歩行障害の訴えは医師へ即報告(脊髄症の可能性)
参考資料
学会・公的
病院
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。