小児
発育性股関節形成不全
赤ちゃんの股関節が外れている・外れやすい状態(以前の先天性股関節脱臼)。自覚症状がないため、乳児健診での発見が大切。
部位のイメージ:股関節(赤色) ※おおよその位置を示す簡易図です
原因・好発
- 先天的な要因と、生後の発育の両方が関係する
- 危険因子:家族歴(血縁者に同じ病気)、女児、冬生まれ、逆子(骨盤位)。ただし、これらに当てはまらない脱臼もある
症状
- 最大の特徴は自覚症状がないこと(乳児は痛みを訴えない)
- 気づくきっかけ:股関節の開きが硬い、太ももやお尻のしわの左右差、脚の長さの違い、歩き方の異常(歩き始めてから発見されることもある)
診察・検査
- 超音波(エコー)とレントゲン。施設によって使い分ける
治療
- 生活指導や装具治療、牽引治療などから始めることが多い。改善しない場合は手術を検討
- 治療法は、脱臼の状態、乳児の年齢、家族環境を総合して決める
職員が押さえるポイント
- 保護者に「定期的な乳児健診が大切」と伝える。「開きが悪い」「足のしわが左右で違う」「歩き方がおかしい」の訴えは、医師へ伝える
- 診察・装具の予約は、受診の間隔が空かないよう案内する
参考資料
学会・公的
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。 【注意】日本小児整形外科学会の解説は概要が中心で、診断の時期・装具の詳細までは確認できていません。要・医師確認。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。