肩
凍結肩(拘縮肩)
肩の関節包に炎症と癒着が起こり、関節が硬くなって動かなくなる状態。五十肩(肩関節周囲炎)と同じ病態を指して使われる。
部位のイメージ:肩(赤色) ※おおよその位置を示す簡易図です
原因・好発
- 五十肩では、肩峰下滑液包や関節包が癒着すると動きがさらに悪くなる。これを拘縮または凍結肩という(JOA)
- 関節包に炎症と癒着が起こる病気で、肩関節周囲炎・凍結肩とも呼ばれる(国立病院機構)
- 全人口の2〜5%が生涯に経験し、50〜60歳代に最も多い。女性にやや多く、非利き腕に起こりやすい
症状
- 関節自体が硬くなるため、自分で動かしても、人に手伝ってもらっても腕が上がらない
- 痛みが引いても硬さが残る時期(拘縮期)に、腕を上げる、エプロンのひもを結ぶなどの動作が困難になる
診察・検査
- 年齢が診断の重要な手がかり。腱板断裂などの他の病気を除外して確定する
治療
- 保存治療が基本:痛み止めの内服、ステロイド注射、理学療法(リハビリ)の組み合わせ
- 効果が不十分な場合は手術も選択肢
- 経過は3段階:炎症期(約2〜9か月)、拘縮期(約4〜12か月)、回復期(約5〜24か月)(国立病院機構)
職員が押さえるポイント
- 五十肩(肩関節周囲炎)のページも参照。「時期によって、無理に動かさない/温めて運動する」が異なる
- 自動でも他動でも腕が上がらない場合は、腱板断裂との区別のため医師へ伝える
参考資料
学会・公的
病院
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。