肩関節周囲炎(五十肩)
明らかな外傷なく、肩の痛みと可動域制限が出る病気。40〜60代に多く、時間とともに改善する。
原因・好発
- 中年以降、特に50〜60歳代に多い。女性にやや多く、非利き腕に起こりやすい傾向(国立病院機構の解説)
- 骨・軟骨・靭帯・腱などの老化により肩関節周囲に炎症が起きる
- 肩峰下滑液包や関節包が癒着するとさらに動きが悪くなる(拘縮・凍結肩)
- 経過は3段階:炎症期(約2〜9か月)→拘縮期(約4〜12か月)→回復期(約5〜24か月)。自然に軽快するが、症状が2〜3年続くこともある
症状
- 肩の運動痛と運動制限。動かさないでいると肩の動きがさらに悪くなる
- 髪を整える、服の着替えが不自由になる
- 夜中にズキズキ痛み、眠れないこともある
診察・検査
- 圧痛の部位や動きの状態を診察
- X線、関節造影、MRI、超音波で、上腕二頭筋長頭腱炎・石灰沈着性腱板炎などと区別する
治療
- 痛みが強い急性期:三角巾・アームスリングなどで安静、消炎鎮痛薬の内服、注射
- 急性期を過ぎたら温熱療法(ホットパック・入浴)と運動療法(拘縮予防・筋力強化)
- 改善しない場合は手術(関節鏡など)を勧めることもある
職員が押さえるポイント
- 痛みが強い時期は安静、落ち着いたら温めて運動、と時期で対応が異なる
- 腱板断裂など他疾患との区別が重要。自動で腕が上がらない訴えは医師へ伝える
参考資料
学会・公的
病院
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。