手・手関節
尺骨神経管症候群(ギヨン管)
手首のギヨン管で尺骨神経が圧迫され、小指・薬指のしびれや手の筋力低下が出る病気。
部位のイメージ:手首(赤色) ※おおよその位置を示す簡易図です
原因・好発
- 尺骨神経麻痺の原因には、外傷(開放創、挫傷、骨折)のほか、絞扼性神経障害(肘部管症候群、ギヨン管症候群)、腫瘍・腫瘤(ガングリオンを含む)がある
症状
- ギヨン管部の障害の症状は多様:感覚障害だけの場合、第1指間(母指と示指の間)だけがやせて感覚障害がない場合など
- 尺骨神経が麻痺すると、母指球を除く手の中の筋肉が麻痺して細かい動作が難しくなり、かぎ爪変形(鷲手変形)が起こる
診察・検査
- 皮膚の感覚をTinelサインの基準で確認する。フローマンサイン(紙をつまんで引っ張る時に親指が曲がる)が陽性
- 確定にはMRIや筋電図が必要
治療
- 急性の外傷は早期に手術が必要
- 回復が見込めるものは保存療法(安静・薬・運動療法)。3か月経っても改善しなければ手術(神経剥離、神経縫合、神経移植)
職員が押さえるポイント
- 「小指・薬指のしびれ」「手の力が入らない」「どの動作で悪化するか」を聞き取る
- 自転車のハンドルなど手のひらの付け根を圧迫する習慣も確認する(※運用上の補足、出典なし)
参考資料
学会・公的
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。 【注意】「ギヨン管症候群」単独の解説がなく、尺骨神経麻痺の解説をもとにしています。JOAの解説のみ(病院での照合は未実施)。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。