変形性膝関節症
膝関節の軟骨がすり減り、炎症・変形を起こして痛みや可動域制限が出る病気。中高年女性に多い。
原因・好発
- 男女比は約1:4で女性に多く、高齢になるほど多い
- 関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与
- 外傷や感染の後遺症として発症することもある
症状
- 主な症状は膝の痛みと水がたまること
- 初期:立ち上がり・歩き始めなど動作の開始時のみ痛む
- 中期:正座や階段の昇降が困難
- 末期:安静時にも痛み、変形が目立ち、膝が伸びず歩行が困難
診察・検査
- 問診・診察で膝内側の圧痛、関節の動きの範囲、腫れ、O脚変形などを調べる
- X線検査で診断
- 必要に応じてMRI
治療
- 軽症:痛み止めの内服・外用薬、ヒアルロン酸注射、運動療法(大腿四頭筋訓練など)、物理療法、膝サポーター
- 治らない場合は手術:関節鏡手術、高位脛骨骨切り術(若年者向け)、人工膝関節単顆置換術、人工膝関節全置換術(重症・高齢者向け)
- 整形外科外来で最も多い疾患の一つ。60歳以上の約8割がX線上なんらかの変形性膝関節症を持つとの解説もある
職員が押さえるポイント
- 注射の予約が多い疾患のため、処置の流れを把握しておく
- 立位X線の撮影は放射線技師と連携
- 患者の「膝が悪くなる=すぐ手術」という不安には、保存療法が基本であると伝える
参考資料
学会・公的
病院
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。