その他
偽痛風
ピロリン酸カルシウムの結晶が関節にたまって起こる関節炎。痛風と似た激しい痛みの発作が、高齢者の大関節(特に膝)に出る。
部位のイメージ:足(赤色) ※おおよその位置を示す簡易図です
原因・好発
- ピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)が、関節軟骨や周囲組織に沈着することが原因
- 痛風と違い、高尿酸血症を伴わない。代謝性疾患ではないため、食事療法は必要ない
症状
- 高齢者の大関節に激しい痛み、発熱、関節の腫れ・赤み・動かすと痛む。膝が最も多く(半数以上)、肩・足首・手首も多い
診察・検査
- X線で軟骨の石灰化像を確認し、関節穿刺液検査でCPPD結晶が確認できれば確定。化膿性関節炎や痛風との区別が重要
- 高齢の関節炎では、CPPD結晶沈着症を疑う
治療
- 特効薬はなく、発作は1〜3日で軽くなる。対症療法:非ステロイド系抗炎症薬、患部の冷却、関節内ステロイド注入
職員が押さえるポイント
- 高齢者の急な関節痛・発熱は、化膿性関節炎の可能性もあるため、すぐ医師へ伝える
- 痛風とは食事制限の考え方が異なる点を、医師の説明に沿って案内する
参考資料
学会・公的
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。 【注意】日本リウマチ学会の解説のみで作成しています(病院の解説での照合は未実施)。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。