手・手関節
ばね指(狭窄性腱鞘炎)
指の付け根で腱と腱鞘がこすれて炎症を起こし、指の曲げ伸ばしでひっかかる(ばね現象)病気。
部位のイメージ:手・指(赤色) ※おおよその位置を示す簡易図です
原因・好発
- 更年期の女性に多く、妊娠・出産期の女性にも多い
- 手の使いすぎ、スポーツ、指をよく使う仕事の人に多い
- 糖尿病、リウマチ、透析患者にも起こりやすい。親指と中指に特に多い
症状
- 初期:腱鞘で腱の動きが滑らかでなくなり、指の付け根に痛み・腫れ・熱感
- 朝に症状が強く、日中は使っていると軽くなることも多い
- 進行するとばね現象が出て、最終的には指が動かなくなる
診察・検査
- 指の付け根の腫れ・圧痛とばね現象があれば診断は容易
治療
- 保存療法:局所の安静、シーネ固定、投薬、腱鞘内ステロイド注射(おおむね3か月以上は無症状のことが多いが、再発もある)
- 改善しない場合は腱鞘切開術(腱鞘の一部を開く。小さな傷で済む)
職員が押さえるポイント
- 「どの指か」「朝のこわばり」「ひっかかりの有無」を聞き取る。糖尿病・リウマチ・透析の既往も確認する
- ステロイド注射の予定がある場合は、処置の流れ・術後の注意を案内する(内容は医師の指示に従う)
参考資料
学会・公的
状態: 学会・公的資料と病院の解説で照合済み(病態・症状・診断・治療)。「職員が押さえるポイント」は運用上の補足で出典はありません。資料間で数値が異なる箇所は併記しています。医師確認前の下書きです。 【注意】JOAの解説のみで作成しています(病院の解説での照合は未実施)。
職員教育用の資料です。患者さんへの説明・診断の根拠としては使用しないでください。内容は医師確認後に更新されます。